4月12日(日) 復活主日聖書箇所よりショートメッセージ「恐れずに喜ぼう」

2020年9月14日説教

マタイによる福音書/ 28章 01節 さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリアともう一人のマリアが、墓を見に行った。 02節 すると、大きな地震が起こった。主の天使が天から降って近寄り、石をわきへ転がし、その上に座ったのである。03節 その姿は稲妻のように輝き、衣は雪のように白かった。 04節 番兵たちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。05節 天使は婦人たちに言った。「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、06節 あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。 07節 それから、急いで行って弟子たちにこう告げなさい。『あの方は死者の中から復活された。そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる。』確かに、あなたがたに伝えました。」 08節 婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。09節 すると、イエスが行く手に立っていて、「おはよう」と言われたので、婦人たちは近寄り、イエスの足を抱き、その前にひれ伏した。 10節 イエスは言われた。「恐れることはない。行って、わたしの兄弟たちにガリラヤへ行くように言いなさい。そこでわたしに会うことになる。」

ショートメッセージ: 新型コロナで世界中が不安を覚えている中で復活祭(イースター)を迎えました。 いろんな不安、健康・医療面だけではなく、経済的な面、また今の政治状況にも恐れを抱えている方々がおられます。 復活祭は楽しいお祭りと思われているかもしれません。しかし、上記の聖書箇所にあるように、イエスが復活した朝に墓を見に行った二人のマリアさんは怖くてしょうがなかったのです。上記以外の聖書箇所には、イエスの弟子たちは怖くてしょうがなくて、鍵をかけて部屋に閉じこもっていたことが書かれてます。でもマリアさんたちが出会うことができた天使さんからは「恐れることはない。」といわれています。 また、復活のイエスにもあい、「恐れることはない。」と同じ言葉をかけられています。 またイエスは「おはよう」とも言っていますが、この言葉、新約聖書はもともとギリシャ語で書かれてますが、その言葉の意味は「喜べ」という意味合いが強い言葉なのです。今年のイースターは、なぜか新型コロナを恐れている中で迎えたわけです。与えられた聖書の言葉から「恐れないで。」と言われています。たとえ部屋に閉じこもっている状況であっても、そこに神の霊がいてくださるからだいじょうぶ。そして、「喜ぼう」とイエス様が言ってくださっているのです。この二百年位で世界中を人々がどんどん動きまわるようになってきた社会を、ひっくり返しているような面があります。この感染が下火になっても、わたしたちはどちらにしろ、二酸化炭素排出を減らし地球温暖化の食い止める、またごみの放出を削減しなくてはならない等々にとりくまなければならないことには変わりありません。 新型コロナは、そのスピードをちょっとでも早めるように働いているようでもあります。今新型コロナに感染された方への癒し、また医療現場で闘っている方々への主の励ましを覚えつつ、すべてを良きにしてくださる復活の主を覚え感謝します。