7月19日(日) マタイ13章よりショートメッセージ

2020年7月25日説教

今月の12日、19日、26日の礼拝ではマタイ13章が読まれています。 神の国についてイエスがいろいろなたとえ話、種まきや、良い麦・毒麦、からし種やパン種等々たとえ話を使って教えてくださっています。 イエス降誕後2020年という時間を経る中で、40節の言葉には、世の終わりには育った毒麦が火で焼かれるようになる、とかかれている箇所を読むとき、終末が近いなどという感触を持って読まれる方が多いことと思います。 しかし、考えてみると2020年経ったからというより、これまで聖書を読んできたキリスト者たちの多くが、いつの時代でも終末に執着してきた面は否めず、しかしいまだに終末は来ていないのです。本当にイエスがおっしゃりたかったことは終末のことなのでしょうか? 13章のイエスの語ったたとえ話をよく読むと、わたしたちはいつくるかわからない終末にフォーカスしてしまうのではなく、神の国が芽生えてきている現実をしっかり見ることこそ、たいせつなことのように思えてきます。そしてその神の国に向けて一生を捧げる、そんな生き方ができればすばらしいと思えてきます。