10月18日(日) 「神のものって何?」からショートメッセージ
イエスは「 皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」 と話されました。この言葉「神のものは神に返しなさい。」という言葉には、人類の根源的かつ普遍的、また全宇宙をも包括してしまうような大きなメッセージが含まれていると思います。
「神のものは神に返しなさい。」と言われた私たち人間は、「神のものって一体何なの?」という質問を自問自答する必要があると思います。考えてみてほしいのです。 今、このウェブサイトを読む時間が存在していて、この画面を読むことができるのです。 この時って、いったいだれのものでしょう?
では、自分の地位だとか、収入とか、友人や家族、そこそこの暮らしとかを考えたとき、その裏には、みなさんがそれぞれに努力した、あるいは社会的手続きをした、結果であるということはいえると思います。しかし、努力するにしたって、ひとりひとりがこの世の生きるという時間、両親や先祖がこの世に命を与えられ、その延長上に自分が生きる時代、命が与えられ、それなりの健康が与えられた、守られている人生があったから、地位も収入も友人も家族も、暮らしがあるのだと思います。
創世記の最初には、神が天地を創造され、光、天体(太陽や月)、昼に夜の時間、海と陸地、魚、鳥、動物、植物等々が創造されています。そして、神の形にかたどって、わたしたち人間を造られたのです。 いっさいのことがらは、神との関係なしにはなりたちえなかったのです。 根源的に、究極的にすべてが神のものなのではないでしょう。