2月14日(日) 「み旨に従う」聖書箇所よりショートメッセージ

2021年2月20日お知らせ, 説教

マルコによる福音書9章 7節 すると、雲が現れて彼らを覆い、雲の中から声がした。「これはわたしの愛する子。これに聞け。」

7日(水)より、四旬節に入ります。 キリストの受難を覚えて耐え忍ぶ40日間です。 その直前の主日に与えられている聖書箇所は、主イエスが弟子のペトロ、ヤコブ、ヨハネを連れて山に登られる場面です。 頂上付近でイエスの姿が真っ白になり、紀元前13世紀に生きていたと思われるモーセに、紀元前9世紀に生きていたエリヤがイエスと一所に立っているという異常ともいえる光景です。 弟子たちは怖くてしょうがないのです。 わけがわからないのです。 彼等は雲に包まれ、ますます怖くなり、モーセとエリヤもいなくなります。 しかし、イエスだけはちゃんと共にいてくださるのです。 わたしたちの人生も、コロナのため、雲に包まれているような世界です。 そして異常な時代のただなかに置かれているように思うのです。 しかし、イエスだけは、どんな時代になろうが、共にいてくださるのです。 そして天からの声が聞こえているのです、「これに聞け」と。それは、単に聞けばいいというものではなく、聞こえた通りに、聞き従うということです。