5月9日(日) 説教題 「おきては愛」 聖書箇所からショートメッセージ
ヨハネによる福音書 15章 12節 : わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。
ショートメッセージ: 中学高校は横浜にある浅野学園に通っていました。当時の校訓は「九転十起」と「愛」となっていました。この「愛」は創設時に校長に就任された現在の同志社大学を出身された水崎基一先生がクリスチャンであったことから、校訓になっていたと理解しています。なかなか「愛」一文字は難しいですが、私の場合は聖書を読む機会を重ねるうちに変わってきました。今日の聖書箇所、「互いに愛し合いなさい、」となっていますが、「愛し合う」ということ、命令されてするものか、という疑問を抱かれる方いると思います。イエスはその前に、「わたしがあなたがたを愛したように」という深い愛があります。神は民の造り主として、すべての神に背いてしまう民をも、愛してくださっていることに気づく時、意味がわかってくるように思うのです。 「互いに愛し合いなさい」と語ったのは、神が弟子たちを愛しているという根拠、神のおきてに基づいて語っておられました。おきては、愛なのです。 おきてということば、決して、神様はそれを守れなかったからといって、罰をくだすようなものがおきてでいうわけではありません。おきてなる愛とは、神が愛として存在しているゆえに、人がどんな過ちをおかそうが、神がイエスという人にまでなって、愛し続けてくださって、愛の交わりになかに、おいてくださっています。