6月23日(日) 説教題「今こそ、救いの日」 福音ショートメッセージ
人生は順風満帆な時ばかりでなく、逆風や嵐に悩まされることもあります。大きな波がきて自分の身が落ちそうになった時、動揺し恐怖を感じ、弟子たちと同じように「わたしたちがおぼれてもかまわないのですか」と叫びそうになります。弟子たちの中にはペトロをはじめ元々ガリラヤで漁師をしていた者たちも複数名いて、ガリラヤ湖でのこうした気象条件も心得ているはずなのに、ひどい嵐に見舞われると主イエスに文句を言うことしかできませんでした。私たちはいざという時に弱いのです。しかし、その時も主イエスは私たちと共におられます。弟子たちが嵐の中で右往左往する船には主イエスも一緒に乗っておられました。その激しい波にも動じず、声を上げて静めることのできる救い主が一緒にいてくださるのです。その事実に気づいた時、使徒パウロが語るように「今や、恵みの時、今こそ、救いの日」です。自分の力ではなく、主なる神の力に委ねて人生の荒波を乗り越えていきましょう。(多田哲)