11月10日(日) 説教題「未亡人の大貢献」 福音ショートメッセージ
マルコによる福音書12章38~44節より。 ☆アメリカ福音ルーテル教会のカリフォルニアの一教区で仕えていた時、本日の福音書箇所にある貧しいやもめと全く同じ状況ではないのですが、なにか重なってくるような現代の未亡人の状況に遭遇しました。☆彼女は若くして配偶者を亡くし、シングルマザーとなりました。しかし、イエスの恵みの中で、信仰生活を送り、社会福祉の仕事をして、お嬢さんを社会に送り出しました。☆そして仕事を引退してからはグループホームで生活しながら、教会に通い、信仰生活を続けていました。年金から維持献金ささげつづけていましたが、ただ彼女にはなにも残せる遺産はなく、自分が天に召されるとき、教会にささげられないと悔やんでいました。☆ところが、ある日、わずかな掛け金でも死亡保険金が1000ドル(死亡時に日本円で15万円ほど)いただける生命保険に加入することができました。そして自分が天に招かれるときには、保険金すべてを主イエスの体である教会にささげるよう遺書を残したのです。☆このストーリがカリフォルニアの教区内で遺書を書こうとしていた方々にひろがり、実に多くの方々が遺産の一部をイエスの体である教会にささげる遺書を書くようになりました。 (安達 均)