10月27日(日) 説教題「何をして欲しいのか」 福音ショートメッセージ
福音書箇所:マルコによる福音書10章46~52節 ☆宗教改革主日を迎えました。中世のローマ(カトリック)教会は、免罪符のようなものを販売しました。それは「お金を出すことで、罪は赦され、神が義としてくださる。」と教えていたのです。☆当時、聖書は一般庶民が読めるような存在ではなく、騙されてしまったといって良いでしょう。聖書にはそんなことは書かれていなかったのです。☆罪の赦し、そして永遠の命は、主が私たちをあきらめずに、憐れんでくださるという関係性の中でおこるのです。つまりわたしたちの罪を背負って十字架にまでかかってくださる主イエスを、私たちの救い主と信じる信仰によって、導かれるのです。それが神の真理です。☆本日の聖書箇所において、バルティマイは主イエスに必死に「わたしを憐れんでください。」と迫る中で、主イエスは彼を呼び「何をして欲しいのか?」と問われ、「先生、目が見えるようになりたいのです。」と対話する関係、信仰がありました。☆それゆえに、主イエスが「あなたの信仰があなたを救った。」と語られています。☆ローマ教会の司祭であったマルチンルターは、1517年10月31日に、その信仰義認を説き、誤った部分のあるローマ教会をいわば内部告発したのです。☆数百年もの時間を要しましたが、日本でも自由に聖書を読むことができる時代が与えられ、信仰義認を自由に分かち合える時代になったことを感謝しつつ、神の真理をますます確信し、喜んで歩んで参りましょう。(安達均)