4月18日(日) 復活節第三主日礼拝 説教題「触ってよくみなさい」聖書箇所とショートメッセージ

2021年5月6日説教

聖書箇所 ルカ24:36b~48
36b「あなたがたに平和があるように」と言われた。 37彼らは恐れおののき、亡霊を見ているのだと思った。 38そこで、イエスは言われた。「なぜ、うろたえているのか。どうして心に疑いを起こすのか。 39わたしの手や足を見なさい。まさしくわたしだ。触ってよく見なさい。亡霊には肉も骨もないが、あなたがたに見えるとおり、わたしにはそれがある。」 40こう言って、イエスは手と足をお見せになった。 41彼らが喜びのあまりまだ信じられず、不思議がっているので、イエスは、「ここに何か食べ物があるか」と言われた。 42そこで、焼いた魚を一切れ差し出すと、 43イエスはそれを取って、彼らの前で食べられた。  44イエスは言われた。「わたしについてモーセの律法と預言者の書と詩編に書いてある事柄は、必ずすべて実現する。これこそ、まだあなたがたと一緒にいたころ、言っておいたことである。」 45そしてイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心の目を開いて、 46言われた。「次のように書いてある。『メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。 47また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる』と。エルサレムから始めて、 48あなたがたはこれらのことの証人となる。

ショートメッセージ  弟子たちは、イエスの体を触って、見たりしたこと、さらにイエスが焼き魚を食べたことにより、本日の聖書箇所で最大のポイントとも言える事が起こります。 45節以降のところです。 イエスは、彼等の心の目を開かせるのです。 「メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。」とイエスが語られるなかで、弟子たちの心の目が開いていくのです。 イエスが復活され、その場にいることが、すこしづつ事実となっていくのです。 その時のできごとと同じことが、わたしたちが使徒信条(あるいはニケア信条)を告白して、いただく聖餐式において起こっているのではないでしょうか。つまり、多くの方々が心の目がイエスによって開かれていく、イエスに出会っていることに気づかされることが。