10月27日(日) 聖書箇所よりショートメッセージ

2019年10月28日説教

ルカ18章9-14節:  自分は正しい人間だとうぬぼれて、他人を見下している人々に対しても、イエスは次のたとえを話された。「二人の人が祈るために神殿に上った。一人はファリサイ派の人で、もう一人は徴税人だった。 ファリサイ派の人は立って、心の中でこのように祈った。『神様、わたしはほかの人たちのように、奪い取る者、不正な者、姦通を犯す者でなく、また、この徴税人のような者でもないことを感謝します。 わたしは週に二度断食し、全収入の十分の一を献げています。』 ところが、徴税人は遠くに立って、目を天に上げようともせず、胸を打ちながら言った。『神様、罪人のわたしを憐れんでください。』 言っておくが、義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」

ショートメッセージ:ついつい人間は神のご意思を人間の都合の良いように曲解してしまいます。宗教改革記念日を迎えるにあたって、本日与えられた福音書箇所は実に適切に思えるのです。自分は他の人に比べ良いことをしており、神から認められている人間だと驕り高ぶり感謝の祈りをしていた人は、神から受け入れられる人ではなかったのです。へりくだって、罪人の私を憐れんでください、と祈る人こそ、神から認められる人でした。現代のキリスト教会に集う者も、よくこのイエスの語られたたとえ話に今一度よく聴いて、わたしたちの過ちや弱さを告白しつつ、主の憐れみに頼り歩みたいと思います。